メガ都市圏としての東京
そして、この本の中で言及されているのですが、東京という都市圏は世界のトップの規模を誇る都市圏で、そこで生産される富はGDPとしてとらえると、世界3位のポテンシャルを持っているそうです。つまり、東京都市圏を一つの国としてとらえると、それ以上の国はアメリカと日本のみで、その他の国を一つの都市圏で凌駕してしまっている。
クリエイティブな基盤として東京をとらえたとき、今とても面白いポジションにいると思います。ちょっと前にこれだけエンジニアがいるのだから、東京がエンジニアが働く場所として面白くないのは悔しいと思っていましたが、今あたりを見回してみると勉強会があらゆるところで開かれています。これだけ多種多様な分野の知識がこれだけの頻度で交換されている場所は世界中を見てもここしかないと思います。
この都市のプラットフォームに注目しても、高密度で張り巡らされた公共交通はすごいです。東京の道路の整備はあまりよくないといわれていますが、中央環状線とかは、すごいを通り過ごしてある意味エキセントリックですらあります。
ただ、クリエイティブなものを作り出す力は、あまり強くないと言われていましたが、最近実はそんなことはないんじゃないかとこの本を読みながら思いました。
- 作者: 濱野智史
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2008/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 99人 クリック: 1,146回
- この商品を含むブログ (262件) を見る
東京というメルティングポッドは今確実に面白いです。ちょっとした勉強会でもいいからこの片鱗に触れないのは本当にもったいないですね。