書評:言われた仕事はやるな!
わくわくするのって?
なんだか最近、
Rubyやってる人 = わくわく
Javaやってる人 = 。。。
って言われてるけど、これって言語の問題なのかな?
わくわくしている状態って、例えば自分のサービスを立ち上げてるとか、自分がそのテクノロジーが世に出るところにいるとか、自分が楽しい技術を見つけちゃったときとか、自分がビジネスの中心にいるとかそんな感じで、「自分」が能動的に動いている場面なんじゃないかな?
多分、Rubyの人たちのわくわくって言語が理由ではなくてそのテクノロジーが世の中にでる所にいる感なんじゃない?
それはそれですごく楽しそうだけど。
例えば、同じSIな仕事でも、基本的なアーキテクチャの設計してるときとか、プロトタイプ作ってるときとかって結構能動的に動けるし考えられるので、わくわくしてると思うけど、なんだか形が定まっちゃった後に、ひたすら横展開してるときとかってわくわくしないと思うよ。そういう意味では、今Javaな仕事をしている人ってそういう定まっちゃったところにいる人が多いのかもしれないね。
僕は今でもJavaでわくわくすることあります。
でも、こんなことにくだまいてるのが、一部ではレガシー言語に追いやられているJava側の人間の負け惜しみなのかな?
SpringSource Application Platform
JEE6がいまいち見えない中、次にサーバサイドJavaで結構来るのは、OSGiとかJava Mudolesとかそのあたりのモジュール化をうまく扱うものだろうなと思っていたのですが、SpringSourceから、Spring+OSGi+Tomcatな環境をSpringSource Application Platformとして出してきました。
SpringSource Launches New Application Server without Java EE
ただ、このInfoQの記事のタイトルを見ると、Java EEじゃない環境みたいなように見えるけど、その心はレガシーなEntity Beanをサポートしなかったりすることだと。ただ、JNDIもサポートしないあたりの割り切りは結構すぱっと来たなと思います。レガシーJ2EEな環境をサポートする必要がない会社の強みかも。
PAR (Platform ARchive)ファイルをデプロイすると、その中の特定のXMLファイルが読み込まれて、その定義によってそこに含まれるBeanがアプリケーションコンテキストに追加される模様。
アプリケーションサーバの世界では、すでにJEE5とかJEE6の仕様に準拠するということが競争のポイントでは無くなってしまっているような気がしますが、その次のポイントとして、このあたりのモジュール管理の仕組みが出てくるのでしょうか?
ちょっとこの分野は混沌としてきたような気がします。
Firefox 3
Mac版Firefox2はすこぶる不安定です。
ずっと使っていると、かなりアヤシい挙動になる(特にJavaScript周り)。
なので、ついFirefox3に上げてしまいました。現在β4。
明らかに違う!って思えるほど違います。
ただ、FF2の時とは違う不安定さ。漢字入力を受け付けなくなったり、突然落ちたり。
それと、addon系は今使ってるやつは全滅。
まだまだ感は否めませんが、リリースが出たらかなり期待できそうです!
書評:社会を変えるを仕事にする
- 作者: 駒崎弘樹
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 単行本
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この本は、フローレンスの代表の駒崎さんの病児保育を始めるまでの社会起業家物語です。
数年前に慶応ビジネススクールの夜セミナーで取り上げられていて、興味は持っていたのですが、こんな感じで世の中に出てきてうれしい。
社会起業家というと、崇高な志と強烈な推進力を持った人が突き進んでいくように見えるかもしれませんが、僕たちと同じ世代の人が等身大の言葉で語る社会起業家物語は、かなり共感できました。もちろん、彼もすごいのですが。
遠くに見えたソーシャルベンチャーがかなり身近に感じられました。興味がある方はぜひ!
書評:マイクロソフトでは出会えなかった天職
読み終わりましたので、書評。
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
- 作者: ジョンウッド,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本
- 購入: 39人 クリック: 489回
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ボリューム的には300ページ。行き帰りの電車数日で読み終わるくらいです。
タイトルから見ると、マイクロソフトでの仕事を批判するものに見えるかもしれませんが、それを期待していた人には全くの期待はずれでしょう。
この本は、Room To Readという世界の貧しい地域の子供に学校、本、図書館などの教育を提供する社会活動を立ち上げた社会活動家の活動記録です。読んでみて良かったと思います。僕もアジアの国々を旅していますが、そこで会った現地の子供たちを見て、何かをしたいという強烈な思いにかられることが多くあります。カンボジアに行ったときには、その後井戸を作ってみたりしました。こういう活動が知名度をあげていくことはとても大切だと思います。
「できない理由」じゃなくて「どうすればできるか」を考えること。これは社会起業家だけでなく、どんな人にも当てはまる教訓でしょう。
さて、去年は自分のことで精一杯だったのですが、今年も自分のできる範囲から始めて行こうと思っています。